IT競争の場で共生する「特許プール」
  − 4世代移動通信LTE特許プール摸索中−


4世代移動通信を開くLTE(Long Term Evolution)業界は、過多な特許費用と消耗的な技術競争を避けるため特許プール(Patent Pool)結成のための企業間協議を活発に行なっている。

LTEはヨーロッパ諸国が技術標準を主導する移動通信方式であって、現在の全世界移動通信加入者の80%を占めている2世代GSM(Global System for Mobile Communications)と、3世代UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)を継承するヨーロッパ型の4世代移動通信方式である。

国内ではLTE通信方式サービスが去る7月1日に初めての電波を発して以来、本格的な商用化サービスに入った。LTE通信方式の特徴を端的に表現すれば、スマートフォン一つでHD級画質の個人放送を生中継することができる。数十秒以内で映画一編をダウンロード可能な高速通信環境である。

このような4世代基盤の高速通信の与件整備のために国内通信会社は、2012年までLTE全国網拡大を目標に数兆ウォン規模の投資を予想しており、米国も2016年まで4世代無線網構築のために最高530億ドル規模の投資を計画している。

特許庁によると、ヨーロッパ通信標準協会(ETSI:European Telecommunications Standards Institute)に提出されたLTE技術標準の特許候補群は、2007年65件、2008年301件に過ぎなかったが、2009年1,488件、2010年3,374件と2年連続で著しく増加し、2011年は7月末現在まで総3,655件となっている。

なお、2009年と2010年のLTE技術標準の特許候補群増加の理由は、特許保有企業等が当時の特許プール形成の可能性を肯定的に評価していたからである。

特許庁関係者は、LTE業界が過去2世代CDMAの時代に特定企業の過度なロイヤリティーにより手に負えなかった時期を教訓として、特許プール及びこれを管理する機関選定に注力すると見込んでいる。

[2011年9月16日付特許庁報道資料]